「水道修理2980円~」など、極端に安い広告を見て水回りのトラブル業者に依頼したら、数十万円の高額請求を受けた――。
最近、こうした事例が全国で急増しています。消費者庁もベアーズホーム(ベアーズ株式会社)による虚偽広告に公式注意喚起を発表。
実際の相談件数や対処法、トラブルを防ぐためのポイントを詳しくまとめます。
水道トラブル対応「ベアーズホーム」の虚偽広告で消費者庁が注意喚起
2024年秋以降、各地の消費生活センターには「水道つまり2,980円~」の格安表示を見て依頼したものの、最終的に数十万円を請求されたという相談が急増。
ベアーズホームが運営する「関東水のトラブル相談センター」などのウェブサイトでは、最大でも3万5,000円程度で収まるような虚偽・誇大広告を掲載していました。
しかし実際は、見積書を提示せずに作業を始め、途中で追加作業を提案して料金をどんどん上乗せ。最終的に高額請求を行うケースが後を絶たなかったとのことです。
ベアーズホームへの相談・被害件数
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)によると、2024年1月~2025年5月までの1年5か月間で135件の相談が集まりました。
そのうち実際に料金を支払った人は84人にのぼっています。
また、ベアーズホームはタレントのヒロミさんを起用した広告も展開し、信頼感を演出していた点も指摘されています。
ベアーズホームは同族経営?社長・髙橋健志氏についても話題
SNSでは「ベアーズの社長は髙橋健志氏」「同族会社でカスタマーサービスの人員を減らしたのでは?」との声も。
顧客対応力やサービス体制の強化が求められる中、今後の運営方針や責任ある対応が注目されています。
水道トラブル・高額請求を防ぐためのチェックポイント
- 「激安料金」や「検索結果上位」だけで業者を選ばない
- 作業前に必ず見積書の提示・内容確認を求める
- 納得できなければその場で断る勇気を持つ
- クーリング・オフが適用される場合も。契約内容をよく確認
- トラブル時は消費生活センターや警察へ相談を!